採血検査

① HbA1c測定

HbA1c(グリコヘモグロビン)の結果が10分ででます。当院では大学病院で使用しているHPLC法で測定しています。

HbA1cは1~2カ月前の血糖の平均値です。他の医療機関では次回診察日に結果が説明される所も多いですが当院では診察日当日に結果を聞くことができます。過去の結果ですので診察日当日に結果を聞かれることが大事です。

HbA1c

②インスリン採血~血液による簡単な検査~

ブドウ糖負荷の血糖値、インスリン値のグラフ

Bさん:糖質を食べて上昇した血糖を下げるために大量のインスリンがでる
Bさんはデスクワーク中心で高度の肥満があります

空腹時インスリン値

インスリンは膵臓で産生され、血糖を下げる唯一のホルモンです。ご飯やパンといった糖質を食べると産生され血糖を下げます。糖尿病でインスリンが出なくなると注射で補います。
一方、インスリンには脂肪を作る働きがあります。食べ過ぎるとインスリンがたくさん出て余った糖質から脂肪が作られ太ります。
インスリンが高いと太りやすくなり、やせにくくなります。この状態が長く続けば膵臓のβ細胞が疲れてしまい糖尿病になります。
膵臓からでるインスリンが太る原因です。インスリンが出過ぎない様に食べるもの(お酢や玄米)、食べる時間を選びましょう。インスリンは採血で検査します。
インスリン注射を打っている方も食べ過ぎると太ります。

検査をお勧めする方

• 肥満、運動不足、脂っこい食事の好きな方
• 糖尿病、糖尿病が心配な方、家族が糖尿病の方
• 血圧が高めの方、コレステロールや中性脂肪が高い方

採血

③高感度CRP(採血)検査について

高感度CRP検査は、通常の血中CRP検査の正常値(0.3~0.5mg/dL)より低い範囲を 測定し、軽微な炎症も客観的に把握することができる指標です。
簡単には血のどろどろ度を調べる検査です。
炎症が動脈硬化に深く関与しており、動脈硬化病変部内や内臓脂肪からサイトカインが血中へ分泌され、肝臓でCRPが産生され血中濃度が上昇します。さらに、産生されたCRPは動脈硬化病変部位に集積し動脈硬化を促進します。

検査をお勧めする方

• 肥満、高血圧、高脂血症、糖尿病
• 肝機能異常、虚血性心疾患(狭心症)、睡眠時無呼吸
• 喫煙(1日20本以上)

インスリン+高感度CRP採血  4,000円
  (保険診療ではありません)